ハンドメイド販売で生計を立てるのは可能?会社員から転身した私の場合

 
いつか会社員を辞めてハンドメイド販売を本業にするのが夢です。 ハンドメイド販売で生計を立てるのは可能ですか? また実際にハンドメイド販売を仕事にしている人はどんな人なのでしょうか?

このような質問に答えていきます。   ちなみに私は会社員ワーママ。 現在はハンドメイド販売を本業として在宅で働いています。
実績
・ハンドメイドショップ2ジャンル運営(minne、creema、ラクマなど) ・1つめのショップで得た知識をもとに、2つめのショップは出店から1ヶ月以内で初売り上げを記録。
  好きなことで生計を立てられるようになったら… そんな理想的な働き方ができたら幸せですよね。   ハンドメイド販売で生計を立てるのは、お察しの通りかなり厳しい世界です。   しかし実際に私のようにハンドメイド販売を本業にしている人がいるのも事実。 ハンドメイド販売を仕事にすることは全くの不可能ではないとは思います。   本日は私のケースも記事に織り交ぜながら
・どんな人がハンドメイド作家を本業としているのか ・いつかハンドメイド販売を仕事にするために今やるべきこと
などについてお話ししていきたいと思います。  

なかなか厳しいハンドメイド作家の収入事情

  下の表はハンドメイドマーケット大手のminne(ミンネ)専業主婦・主夫作家を対象に行ったアンケートの結果です。     グラフから見て分かるのは、ほとんどの作家さんは1月あたりの収入が0円~10万円未満ということ。 生計を立てるために必要な額はその人の立場などでも変わってきますが、会社員並みに稼ごうと思ったら簡単な話ではないことが分かります。   注目してほしいのは10万~20万円を稼いでいる人が4.2%という部分。 意外にも調査人数1924名のうち80人ほどは生計を立てることができそうな収入を得ているという計算になります。
●調査対象 「minne」に登録している主婦・主夫のハンドメイド作家 1,924名 (主婦 99.0%、主夫 1.0%) 【引用元】https://pepabo.com/news/press/201904101300
  「厳しい世界ではあるけど全く無理ではない」という一筋の光が見えた気がしますね。  

私が会社員を辞めてハンドメイド販売を仕事にできたわけ

  実際にどんな人がハンドメイド販売を本業としているのでしょう。   今回実際にハンドメイド販売を本業にしている私のケースを紹介したいと思います。  

cocomi

結構ギャンブルなのであまりおすすめはできませんが、1つのケースとして参考にしてみてください。
 

会社員を辞められたのは家族のおかげ

  会社員時代から副業としてハンドメイド販売をしていましたが、1か月の利益は1~2万円程度。   決してハンドメイド販売だけ生活できるような額を稼いでいたわけではありません。 なんとその状態で安定の会社員を退職。 こんな大胆なことができた最大の理由は私が既婚者だったこと。 旦那の収入があり当面の生活には困らないという環境だからこそできたのだと思います。    

その後ハンドメイドの売り上げは伸びたのか

  さて月の利益が少額にもかかわらず退職したわけですが、その後売り上げはどうなったのでしょう。  

※【利益】ではなく【売り上げ】の推移

  グラフを見ての通り、退職前の売り上げはその後数か月間ほとんど変わりありませんでした。  

cocomi

わずかな貯金と旦那の給料だけでしばらくやりくりしてはいましたが、伸びる気配のない売り上げにちょっぴり焦りも・・・
  ダメだったらパートでも初めてハンドメイドと二足のわらじで行こう そう考えてはいましたが、できることなら在宅ワーカーを続けたかったのでいろいろ試行錯誤をしました。   その結果
  • 退職から1年以内に売り上げは倍以上に
  • 現在は毎月6桁の売り上げを継続中
という成果をあげることができました。   今後はハンドメイドに限らず収入の柱を増やして、会社員時代の収入を超えたいと考えています。  

ハンドメイドで生計が立てられるのはこんな人

  私もそうだったのですが、副業でハンドメイド販売をしている場合、必然的に作業時間が限られるため得られる収入には限度があります。 会社を辞めても生活できるほどの売り上げを得ている人はほとんどいないでしょう。   しかしハンドメイド販売のコツを掴めていたり、販売のノウハウを持っているならば、作業時間さえ増えれば売り上げを伸ばしていける可能性は格段に高くなります。   そのためハンドメイドで生計が立てられるようになるには
しばらく家族に頼ることができる
または
当面の生活に困らないくらいの貯金がある
というような作業時間を増やせる環境がある人は強みなのではないでしょうか。    

会社員のうちにしておいて良かったこと

  会社員のうちに会社員であるメリットは最大限に使っておくべき。 次の3つは特にしておくことをおすすめします。  

貯金

言わずもがなですが一応・・・。  
  • 新しい商品のために材料を買いたい
  • 知識を得るために自己投資したい
手元にお金がなければ結果的に売り上げを伸ばす機会を失うかもしれません。 家族に頼れる環境があるとしても貯金は必ずしておきましょう。  

クレジットカード作り

今後、個人事業主も視野に入れているなら家計とは別のビジネス専用のクレジットカードが必要になってきます。   しかし退職してから作ろうと思いついても安定した収入がないと作れない場合があります。 会社員という信用があるうちにクレジットカードを作っておくことをおすすめします。   楽天カードは無料で作れるカードの他に、年会費はかかりますがプライベートとビジネスを分けて管理したい人向けに2枚発行できる楽天ビジネスカードという選択肢もあります。   楽天経済圏にいた私は通常の楽天カードはすでに持っていましたが、会社員のうちに思い切って楽天ビジネスカードに切り替えました。 年会費がかかるためビジネスカードは絶対ではありませんが、クレジットカードは1つは作っておいた方が後々重宝することは間違いありません。  

自己投資

  • 本を読む
  • 勉強をする
以上のような自分に対する投資はお金に余裕がなければできないこと。   私自身、本を買ったりUdemyを利用して知識を増やすなどそこそこ自己投資した方ではありますが、もっと収入があるうちにしておけば良かったと収入が下がった今しみじみ感じています。 万が一ハンドメイド販売で成果が出なかったとしても、違う道に挑戦できるなど選択肢を増やすことにもなりますので、自分の将来のためにも安定した収入があるうちに知識や経験に投資しておきましょう。  

まとめ

  ハンドメイドで生計を立てることは不可能ではないですが、決して簡単なことではありません。 また頑張って売り上げを伸ばしていけたとしても、会社員のような安定が手に入ることは無いため試行錯誤の日々が続きます。   それでも好きなことを仕事にできる幸せは会社員時代には味わえなかったこと。 挑戦してみる価値は大いにあります。   いずれハンドメイド販売を仕事にしたいと考えているなら、今できることを見つけて努力を積み上げていきたいですね。